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対象レベル
一言で言うと、対象は「初心者」です。

ただ、書き始めたばかりの人、という意味ではなく、感じの悪い書き方をあえてすれば、腕前ということになります。

小説を書く人は、必然的に自分の作品を客観的には見られないので、自分のレベルを正しく把握できていない方が多いのも事実なので、なかなかこの表現は難しいものがあります。


「文学賞に応募しても良いところにいかない」
「上手くなりたいけどどうしたらいいか分からない」

そういうことで悩んだり、苦しんだりしている人が対象と言った方が分かりやすいかもしれません。

「一次選考は通るようになったけど、なかなか最終選考に残らない」
「上手いと言われるようにはなったけど、どうすればプロになれるか分からない」

そういう人たちにもアドバイスはできますが、対象ではありません。
小説技術にそれほど問題がない場合、才能、物事のとらえ方、考え方というようなことにまで言及していかなくてはいけません。
一般論は通用しませんし、発言内容は人格否定と捉えられかねないので、危険すぎておいそれと手が出せません。

おそらく、小説を書いている以上、プロになって小説で稼ぐことを目標にしている方は多いでしょう。
しかし私はそこまでのお約束はできません。
プロで活躍しようと思ったら、どうしても才能は必要だからです。才能をどうこうする自信はありません。

ただ、才能のあるなしを安易に決めることはできませんし、あまりにも日本語能力が低い人とか、人間的に問題がある人でない限り、
「地方文学賞で最終選考に残るレベル」
「出版社系の新人賞で一次選考通過レベル」
までなら、ほとんどの人を引き上げる自信はあります。

それはどのくらいのレベルかというと、
「基本的なことはできていて、小説として楽しめるレベル」
であり、
「人からほめてもらえるレベル」
ということです。
設定、構成、描写、共感、細かいことを言うと色々とあるのですが、全部ひっくるめると、「良く書けていて良い小説である」ということになります。

つまり、そのレベルに達していない書き手の方は対象になります。

ジャンルは問いません。
が、ジャンル特有ルールを盾に取られると困ります。
どんなことでも盾にとって言い訳することは成長の妨げになるので困るのですが、ジャンルを盾にすることはしやすので。

そもそも、あるジャンルにしか通用しないことというのは、小手先のことで、大したことではありません。
どんな小説でも「読者を満足させる」ことができなければ価値がないのは同じなのですから。

それに、「人からほめてもらえるレベル」ではない人にとって大切なことは、ジャンル特有のことではありません。
「エロ小説に必要なのは性的興奮を覚えさせることだから、小説技術なんてたいして必要ない」
という極論を出せば分かりやすいかと思います。
下手な小説しか書けない人に良いエロ小説は書けないのは当然なことです。

必要なことは、どうすれば自分の欠点を直すことができるかを知り、実践することです。

欠点を具体的に知らないし、知らないから実践できない。
上手くなりたいのに、そのための道が分からず、どうしていいか分からない。

そういう方のためのアドバイスです。

自分でそれを探せるならそれにこしたことはありません。
周りに的確に教えてくれる人がいるのなら、そういう人を大切にして、精進を続けて下さい。

ただ、次に書きますが、小説を良くするためのアドバイスをできる人はなかなかいません。
もし、小説が上手くなりたいと思っているのであれば、私はきっと、お役に立つアドバイスができるかと思います。


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